2021年2月の時点で、東京における緊急事態宣言は3月7日まで出されていることを鑑みて、毎年国際女性デー(3月8日)を中心に開催していた「アート+フェミニズム」をテーマにした初心者向けのウィキペディアの書き方講座は、今年はオンライン開催いたします。
Wikipedia編集や芸術史学の経験に関係なく、興味を持っている人なら誰でも参加できます。Wikipediaの編集経験のない人も、ご参加ください。
2021 Art+Feminism Wikipedia Edit-a-thon
日程:2021年3月7日13時から18時
料金:無料
場所:Google Meet
言語:日本語
Wikipedian:Halowand、海獺
企画:BaexongArts
申し込み:グーグルフォームかwikiのプロジェクトページ、いづれかで参加表明をしてください。
グーグルフォーム:https://forms.gle/snv4ooen5WkyGM7S6
プロジェクトページ:Wikipedia:オフラインミーティング/アート+フェミニズム/20210307東京
- ・全体の部屋(メインセッション)と個別の部屋(ブレイクアウトセッション)を用意します。
- ・参加者の質問等は、音声や画面共有のみとし、ビデオでの顔出しなどはしません(顔を画面上に写していただいても構いません)。
- ・全体の部屋(メインセッション)と、質問やおしゃべりなどは個別の部屋(ブレイクアウトセッション)で行います。
タイムテーブル
13:00 Wikipediaの使い方の説明
13:30 みんなで編集開始(質問のある人は個別部屋)
17:30 編集終了、報告会
18:00 終了 - 書きたい記事がない場合は、リスト(フェミニズムと芸術)から記事を作成します。リスト以外で作成したい記事がある場合は、グーグルフォームよりお知らせください。
2013年にアメリカで発足したArt+Feminismは、CISとトランスジェンダーの女性、フェミニズム、アートの報道を向上するキャンペーンであり、女性のウィキペディア編集者の人数と、女性アーティストページの質の向上を専門としたグループです。エイダ・ラブレスデー/女性のSTEM(科学・テクノロジー・工学・数学)イベントの次の段階として、技術の知識と女性の認識を改善するために国際女性デー(3月8日)を中心に開催しています。
Wikipedia Edit-a-thonはフェミニズムについて書き記すだけではなく、広い意味での女性やアーティスト、作品を扱います。自分が女性だったり、女性のアーティストについて書いてみたい人々を募集しています。歴史に残るアーティストの8割は男性で白人だと言われています。Wikipediaに書き記されているアーティストもしかり。そしてそれを書き記すのも男性です。Wikipediaの女性編集者はわずか10%以下。
もしあなたがアートファン、またはジェンダーについて考えている人なら、編集技術を身につければ、重要な事柄をどのように残していけば良いのかがわかります。現在、日本のWikipediaのアートのページ、ジェンダーについてのページには資料が不足しています。書き方のルールを知る人も不足しています。
もしあなたがアーティストなら、その作品の写真をCC(クリエイティブコモンズ)としてWikipediaにアップしてください。そして、今までに掲載された雑誌や新聞をお持ちならそれは裏付けする資料になるかもしれません。それらは美術史の動向を編集する際に重要な資料として残るかもしれません。
ルール一覧
事前に読んでおくと、スムーズに作業ができます。
- ・Help:ログイン – まずはアカウントを作成しましょう。
- ・Wikipedia: ページの編集
- ・Help:新規ページの作成
- ・Wikipedia:翻訳のガイドライン – 翻訳元の記事の日時を書くのが大事です。
- ・Help:カテゴリ&Wikipedia:カテゴリの方針 – 記事には必ずカテゴリをつけましょう。読み仮名のようなものである「デフォルトソート」も忘れずに!
- ・Wikipedia:中立的な観点・Wikipedia:検証可能性・Wikipedia:独自研究は載せない – ウィキペディアの三大方針と呼ばれるルールです。
- ・Wikipedia:出典を明記する – 出典を追加するのは常に大事です。・
- ・Wikipedia:記事どうしをつなぐ – 作った記事から他の記事へリンクを、また他の記事から新記事へリンクをはりましょう。
- ・Wikipedia:自分自身の記事をつくらない – 自分についての記事は作らないでください。
- ・Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか#ウィキペディアは演説台、広告宣伝の手段ではありません – フェミニズムのイベントであっても、思想やアーティストの宣伝になるような記事執筆は慎重に避けてください。わかりやすく、中立的な良い記事を書くことを一番に心がけてください。
- ・荒らしやいたずらは厳禁です。荒らしやいたずらを行った場合、投稿ブロックもあり得ます。
- ・Wikipedia:検証可能性を参照する。
- ・芸術家の場合、経歴の他に「作風」や「評価」を盛り込むと新聞記事などの引用がしやすくなり、特筆性がもてやすくなる。
- ・「関連運動」など。第一次資料(本人のウェブサイトや人から聞いた話)ではなく、二次資料(新聞や雑誌)をできる限り入れる。
- ・アーティストの日記やメモを資料にするのは好ましく無い。資料にする場合は、日記やメモについての研究記事が一緒にあるとよい。
- アカウントの作り方がわからない方は、海獺さんのスライドをご参照ください。
https://www.slideshare.net/RaccoJawp1/jawp-account