読書会:Curatorial Activism

『Curatorial Activism: Towards an Ethics of Curating』Maura Reilly (著)の読書会をします。
【読了】日時:2021年1月4日より、毎週月曜日、19:00- 21:00
休み:国民の休日。
*不定期で開催しない時もありますので、お問い合わせください
場所:Googleハングアウト(音声のみ)で開催
形式:
日本語(英語を輪読しながら逐次翻訳します)
料金:無料
参加:c@baexong.netにお名前とメールアドレスを教えてください。テキストは各自でご用意ください。お試し参加の場合は、テキストの一部をコピーして送ります。
https://www.amazon.co.jp/Curatorial-Activism-Towards-Ethics-Curating/dp/0500239703
https://thamesandhudson.com/curatorial-activism-9780500239704


2016年にMoMAで展示された作品のうち、白人以外のアーティストによる作品はわずか14パーセントです。アートの世界が、性差別的、人種差別的であることは現在でも続いています。主流のキュレーションが、その差別に加担し、存続させ続けているのはなぜなのでしょうか?

この本は、無意識のうちに内在化された特権的な「白人男性の視線」から脱却し、白人でもヨーロッパ系アメリカ人でもない、女性、フェミニスト、そして「クィア」と特定されたアーティストの作品に焦点をあて、現代美術の通史を構築している意欲的な本です。

著者のマウラ・ライリーは、キューレーターでありライターです。ジュディ・シカゴの『ディナー・パーティー』のキュレーションや、キュレーターとしてブルックリン美術館のサックラー・センター・フェミニスト・アートの創立メンバー、NYのナショナル・アカデミー・オブ・デザインでエグゼクティブ・ディレクターでもあります。