12月27日:岸井大輔さん基礎戯曲講座:ベケットは何を招いたか

演劇に興味がある演劇人以外のアーティストのための基礎戯曲講座−7
ベケット「しあわせな日々」

 下記基礎戯曲講座の第7回です。参加条件は、ベケットの「しあせな日々」を読んでくることです。ベケットは日本では人気があるので、入手はそれなりに容易です。
 ベケットは、人間が存在するだけで劇になることを示しました。抽象といってもよい切り詰められた表現は現代的な演劇を作る方法を具体的に提示し、思想や芸術全体に大きな影響を与えたといえるでしょう。しかしでは、ベケットが劇に残したものはなんでしょうか。あるいは、そのことで何が提示されたのでしょうか。戦争や差別の極限状態にある人たちにこそ愛されてきた、現代のコメディ王でもあるベケットの見せる存在の様を覗き込んでみたいと思います。
 今回は最初に、ベケットのほかの戯曲を、集まった受講者でやってみます。大して動きませんが、そのつもりでいらしていただけると助かります。

「演劇に興味がある演劇人以外のアーティストのための基礎戯曲講座」

ケベック1・2 演劇史といえばシェークスピア ー「ロミオとジュリエット」済
3 狂気といえばイプセン -「野鴨」
4 現代といえばブレヒト -「ガリレイの生涯」
5 古典といえばギリシア悲劇 -「エレクトラ」
6 日本でなら世阿弥 -「井筒」
7・8 影響力といえばベケット -「幸せな日々」
9・10 歌劇といえばモーツアルト、ではないんですが。 -「魔笛」 
11 同世代ならサラケイン推しです -「4.48サイコシス」
12 演劇人が好きならチェーホフ -「かもめ」


日時
2015年12月27日 14時から17時ごろまで
参加費 1000円, 通し受講(全12回予定)5000円
演劇にも歴史と基礎があります。ポストモダンな現代、そういうことを知らなくてもまったく問題ないでしょうが、知っておくと演劇作品製作のアイデアが得られることは間違いない。演劇バカの劇作家岸井大輔が考えた、独断と偏見による、これだけは読んでおきたい戯曲9本を、月に一本づつ、一年で読む基礎戯曲講座。
作品に演劇的要素をいれてみたい美術家や、パフォーマンスとか参加型作品を愛するお客さんが対象。一回から参加可能。
毎回、事前に課題となる戯曲を読んでいただきます。講義があって、それからみんなで話ます。
参加希望者が5人集まったら開講とします。日程をそのメンバーで調整しましょう。


二ール・サイモンとか、ワイルダーとか、ギリシャ喜劇とかモリエールとか、ラシーヌとかレッシングとか、イヨネスコとかミューラーとか、取り上げたい作家はたくさんいるんですけど、あとは自分で読んでください、というのと、自分が作品を作るときにアイデアの元になりやすい作家を選んで見ました。
演劇論基礎とかもいずれやりたいです。詩学とか風姿花伝とかハンブルグ演劇論とか俳優の仕事とかバルトのラシーヌ論とかパフォーマンス研究とか演劇学への招待とか解放された観客とか。でも、まず戯曲。

申し込み
トークのタイトル、参加者全員のお名前、代表者さまのお電話番号をお書きの上、c@baexong.net宛にメールをお送りください。会場は地図にてご確認ください。アクセスマップ。道に迷ってしまった場合はお電話(050-5857-8454)をください。

企画:岸井大輔


前日には「芭蕉・茶屋・普請」~劇作家岸井大輔による、日本を批評的に演劇にするシリーズ「始末をかく」についてのトークイベント~があります。併せてご参加ください(遠方の方は先着で宿泊可能ですのでお問い合わせください)。

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